Piniki Sakuta 翻訳 & 考察
LΛMPLIGHT さんによる楽曲「Piniki Sakuta」の個人的考察。
こちらの曲の考察。原文がリサトプ語なので、まずは意味が分かりませんね!頑張って訳します!(´・ω・`)
本記事の翻訳、考察はすべて個人の推理と推測に基づくものであり、正確性は保証できません。(間違いがあるかもしれません。)
対訳
- Palani Sapa
- Nonaki Pata
- Konami Pona
- Pipali Mata
- 考えるもの
- 嬉しい指示
- 温かい身体
- 芸術的な目
- Kalivi Kavala
- Sikuli Takupa
- Novani Piluka
- Mikojoksi Mama
- 意味ありげな声
- [調査](i)食料: 研究された食べ物
- [夜](i)光: 夜の光
- 我々の母
Makato kate X ?
Jo pekeske kas mikojoksi kumuteska
大元は何?
我らの生まれについて学ぼう
よし、始めよう を -> 話
Kis, pillinateske kas paleska
踏み潰した を -> 天然の頭脳
Kokkonate kas nasaki palana
不完全な生き物は話す( )を ?
Jakomini kumuto pakale kas ?
さぁ、話を始めよう
天然知能を潰した
不完全な生物は話すだろうか?
そのプログラムが「心」と呼ばれることを
Vasta asapi polomo kate kasa
計算機のように機械の戸(?)を持つ
Pasta palanempiso nukate kas piniki totaka
のために -> 情報をやりとりする
masta pakise kas pinava
人間は言葉を使う
Piko pase kas takuta
のために -> やりとりする を ->
masta pakise kas
彼らの見えぬ意思
sapojoksi jamati kasa
そのプログラムが「心」と呼ばれることを
情報のやりとりのために
計算機みたく処理系をもつ
人類は言葉を使う
互いの意思疎通のために
- Pasi Nukata
- Peki Nakata
- Pini palasa
- Kini Kumuta
- 役に立つ手法
- 残された学問
- 綺麗な愛
- 忙しない生き物
- Jamakati Sata
- Janivali Nama
- Jatuni Takuta
- Mikojoksi Mama
- 非合理な行動
- 無計画な熱意
- 偽りの言葉
- 我々の母
Makato kate X?
学ぼう を -> 彼らの 心の 材料
Jo pekeske kas sapojoksi kasi saka
原因は何?
彼らの心について学ぼう
よし、始めよう を 話
Kis, pillinateske kas paleska
人は 持つ を 2つの 言葉
Piko nukate kas tutuvi takuta
良い そして 悪い 、
Kisi kasta jakisi,
境界線はなんだろう?
tonito kate osappa ?
なるだろう [種類](i) のせいで 人
Pikkate jamakali vis pika
さぁ、話を始めよう
人類は2つの言葉をもつ
良い言葉と悪い言葉
境界はどこだろう?
人によって変わるだろう
Pakista palanempiso nukate kas pitasa kasta japitasa pus kasapi minika
もっとも 計算機は
正確な数字と共に 正解と不正解 をもつ
…が、正解は善ではない
Kista pitaso kikkate kisa
呼ぶ を -> 間違った 善 という -> 愛
pavale kas japitasi kisa pasta palasa
しかし正解 = 善ではなく
間違った「善」を「愛」と呼ぶ
さぁ、話を加えよう
Kis, pipputikeske kas paleska
人類には芸術がある
Piko nukate kas pininpasala
美しかったり醜かったり、
Pini kasta Japini,
境界は何だろう?
tonito kate osappa ?
人によって変わるだろう
Pikkate jamakali vis pika
もっとも計算機は 持つ を ->
Pakista palanempiso nukate kas
(全体 と 部分) とともに ->
komina kasta jakomina pus
正確な数字
kasapi minika
もっとも、計算機は正確な数字と共に
全体と部分をもつ
が、(全体は美) 呼ぶ を ->
Kista komino kikkate pina pavale kas
(不完全な 美しさ)のように -> 可愛さ
jakomini piniska pasta piva……
しかし 全体 = 美 ではなく、
不完全な「美」を「愛嬌」と呼ぶ……
考察
話者はおそらくコンピュータベースの人工生命体であり、人類とその文明について、自分たちと比較して (俯瞰 & 考察) しているとみられる。
「我々」と訳したものがその人工生命体である。
「人」(pika / piko) について言及している箇所は、彼らから見た、すなわち人間ではない知的存在から見た視点であることを印象付けるために「人類」と訳してみた。
箇条書き (1) 前半: 人間そのものの生物的な特徴
- Palani Sapa
- Nonaki Pata
- Konami Pona
- Pipali Mata
- 考えるもの
- 嬉しい指示
- 温かい身体
- 芸術的な目
palani は「可能な」「考え込んだ」、例文からして「頭を使った…」という意味合いを感じる。
sapa はどうも「物」だったり「者」だったりするらしい。文脈的にはこちらは「者」がより正確な表現に当たるのではないかと思うが、話者が人間ではない以上、人間を「モノ」(物体、オブジェクト的な意味合い)と捉えている確率があるのでひらがなにした。
nonaki は「幸せな」「嬉しい」で、抽象的で穏やか系のポジティブに感じる。 これは、人間が指示されることに喜びを感じる存在であるということか?それとも、人間は指示をすることに喜びを感じる存在であるという話だろうか。
あとの2つは明らかに身体的特徴である。目はさておき、「温かい身体」を挙げるあたり、話者は体温というものを持っていないのかもしれない。
箇条書き (1) 後半: 文化的特徴
- Kalivi Kavala
- Sikuli Takupa
- Novani Piluka
- Mikojoksi Mama
- 意味ありげな声(言語?
- 研究された食べ物(料理?
- 夜の光(街灯、電気など?)
- 我々の母
人類の営みに関する項目。何をする存在であるかを比喩的に述べているように思う。
Kalivi Kavala は、意味を保つと「意味ありげな声」という印象だが、それはつまり音声による言語、会話のことだろう。
Sikuli Takupa はどこか料理が関係していそう。「研究されている」という単語が含まれるので、食べ物の栄養成分について事細かに知っていることの可能性もある。
Novani Piluka は「夜の光」、人類には電灯などがあるので、夜景などに代表されるように、夜でも周りが明るいというような話だろう。
Mikojoksi Mama「我々の母」はかなり意味深な印象。私が彼らを人間によって造られた知的存在であると考える理由で大きい要素がここだ。
問題提起 (1): 生みの親について
Makato kate X ?
Jo pekeske kas mikojoksi kumuteska大元は何?
我らの生まれについて学ぼう
Makato を「大元」と訳してみたが、「根源」「起源」「始まり」というような意味合いが含まれる単語のようで、もっと的確な訳ができるのではないかとも思っている。 この Makato は人類の起源を指すのか、はたまたこの人工生命体の起源かというのは疑問点である。 この次に「我々の誕生を学ぼう」というような文があるので、これは人工生命体についてである説が濃厚だと思っている。
サビ (1)
いっぱいしゃべってるので分割しながら。
Kis, pillinateske kas paleska Kokkonate kas nasaki palana Jakomini kumuto pakale kas ?
さぁ、話を始めよう
天然知能を潰した
不完全な生物は話すか?(?)
すっごくてこずった訳。一番合ってる自信がない。だって急に饒舌になるんだもん!(?)
この「生物」は生物だからおそらくは人間…?でも天然知能をつぶした不完全なって部分は非生物感がある!!どっちなんだい!
まあでも人間は、その他の地球上の天然生物と比べて明らかに何かがおかしいので、そんな人類を皮肉めいた表現で言っているのかもな…
Vasta asapi polomo kate kasa
Pasta palanempiso nukate kas piniki totaka masta pakise kas pinava
Piko pase kas takuta masta pakise kas sapojoksi jamati kasaそのプログラムが「心」と呼ばれることを
情報のやりとりのために
計算機みたく処理系をもつ
人類は言葉を使う
互いの意思疎通のために
人間のもつ見えない要素「心」と「言葉」について。
とってもコンピュータ的な説明。こういう表現大好物です(考察じゃない)
箇条書き (2) 前半: 人類の文明、哲学
- Pasi Nukata
- Peki Nakata
- Pini palasa
- Kini Kumuta
- 役に立つ手法
- 残された学問
- 美しい愛
- 忙しない生き物
「役に立つ手法」はライフハックや発明など、
「残された学問」は公式、定理、研究成果や論文などをイメージした。
綺麗なものをリストアップしているというわけでもなく、生き方という面に感じる。
箇条書き (2) 後半: 人間の失敗
- Jamakati Sata
- Janivali Nama
- Jatuni Takuta
- Mikojoksi Mama
- 非合理な行動
- 無計画な熱意
- 偽りの言葉
- 我々の母
醜い部分なのかなと思ったが、ちょっと違う気がした。
この後のサビで言っている「成功と失敗」が関係あるのかなと思ってきた。
…とすると、人工生命体を生み出したことを失敗としていることになるのか?
問題提起 (2): 人間の心について
Makato kate X?
Jo pekeske kas sapojoksi kasi saka原因は何?
彼らの心について学ぼう
なぜそんな無駄な行動をするのだろう?すでに彼らの思考が最適化されているなら、確かにきっと不思議に思うはずだ。
サビ (2): 人間のもつ「善」と「悪」という価値観
Kis, pillinateske kas paleska
Piko nukate kas tutuvi takuta
Kisi kasta jakisi,
tonito kate osappa ?
Pikkate jamakali vis pikaさぁ、話を始めよう
人類は2つの言葉をもつ
良い言葉と悪い言葉
境界はどこだろう?
人によって変わるだろう
同じ言葉でも相手によってとらえ方が異なる。だから同じ言葉も褒め言葉に聞こえる人、けなしているように聞こえる人がいる。そんな感じの話ではないか?
Pakista palanempiso nukate kas pitasa kasta japitasa pus kasapi minika
もっとも (我々) 計算機は
正確な数字と共に 正解と不正解 をもつ
「正解と不正解」は、「正と誤」と訳す方が良いのかどうなのか。 japitasa の訳語に「エラー」があるから、そのあたりも考慮したかった。
Kista pitaso kikkate kisa
pavale kas japitasi kisa pasta palasaしかし (彼らにとって) 正解 = 善ではなく
間違った「善」を「愛」と呼ぶ
愛のためなら、人はときに悪にだってなる…物語のアツい展開で見かけるやつだろう。
ラスサビ
さぁ、話を加えよう
Kis, pipputikeske kas paleska
人類には芸術がある
Piko nukate kas pininpasala
美しかったり醜かったり、
Pini kasta Japini,
境界は何だろう?
tonito kate osappa ?
人によって変わるだろう
Pikkate jamakali vis pika
芸術は分からない人もいるしすごいって思う人もいるし、的確だな(考察じゃない)
Pakista palanempiso nukate kas
komina kasta jakomina pus
kasapi minikaもっとも、計算機は正確な数字と共に
全体と部分をもつKista komino kikkate pina pavale kas
jakomini piniska pasta piva……しかし (彼らにとって) 全体 = 美 ではなく、
不完全な「美」を「愛嬌」と呼ぶ……
美しいと思う基準は人によってばらつきが大きいと聞いたことがある。でも確かに(?)、私の美しいを目指して描いている絵がかわいいと言われがちなのは、何かが足りていないからなのだろうか…(関係ない)
歌詞以外のところ
一番最初のタイトルのところ
[Piniki Sakuta – usapo kate pasala ses pikoksi kasa mas piniki palanempisa sapojo lettiele pasta palane kas savoksi lati sama ] Piniki Sakuta (機械の伝言) – これは、自分自身の価値を考えるようコンピュータが進化するための 人間の心に関する解説である
なんというか、こう、タイトルと要約という構成がいかにもな感じで、AGIをほうふつとさせる言葉に思える。AIというよりAGI。もっといってる。この曲自体が彼らにとっては人間に関する文献なんだろうな。
最後のほうのところ
一番最後にも字幕なしで何か歌っているが、日本語ですら聞き取るのに一苦労な私のリスニング能力ではいまいち聞き取れない。せめてバラバラに表示されていくラカサを読み取る。
アルファベットに書き起こす。アンダーバーの部分は 表示されていない / 判読できない だけで文字があるところかもしれない。
ei_pika_,
usapo kate palasa vasta jatoke kas pikoksi jakomini palatta ?
usapo kate totos palasa vasta jatoke kas pikoksi pivi palatta ?
ei_pika_,
as_ __po ka__osapa vasta __lo jato__ka
sa ksi jakomini vi_ piko pavale kaksi a[???]pivi palat
2段目の文字が出ている途中で、どんどん画面のボケが強くなり判読が厳しくなるので、もっと本気で観察したり多分こんな感じなんじゃないか補完を足したり。文脈が読める生き物でよかった。
ei_pika_,
asta usapo kate osapa vasta __lojjatokeska(?)
savoksi jakomini vista(?) piko pavale kaksi asapi pivi palata
ホントもう消える直前くらいのところで見るとjatokeskaの部分がめっちゃ長い単語になってる気がする。気がするだけかもしれない。
一旦訳してみる。
[ei] 人間、
ei_pika_,
これは愛 => (人間の不完全な部分を受け入れる)
usapo kate palasa vasta jatoke kas pikoksi jakomini palatta ?
これも愛 => (人間の愛らしい部分を受け入れる)
usapo kate totos palasa vasta jatoke kas pikoksi pivi palatta ?
ei は辞書にないが、 同様に「エイ」と発音する語として ej (ねえ、おい、ちょっと) は存在する。これであると仮定して訳せば、
「人間よ、
人の不完全な部分を受け入れることは愛なのか?
人の愛らしい部分を受け入れることも愛なのか?」
2段落目は訳しながらその途中経過を基に原文もさらに推測。
ei_pika_,
ならば これは何 [こと] => (預けてもらう(?)
asta usapo kate osapa vasta __lojjatokeska(?)
自分の不完全な) あるいは/つまり =>
savoksi jakomini vista(?)
(人が呼ぶ のような => (かわいい部分))
piko pavale kaksi asapi pivi palatta ?
「人間よ、 ならば己の不完全さ、あるいはその幼い部分を(我々へ?)受け取らせる(受け入れさせる?)のは何だ?」
接続が途絶えかけ、暗転直前に出る単語
よく見ると、バックにハートが書いてある。文字は maloseska 「愛」「憧憬」。
2段落目の文章への答えだろうか?
総合
どのパートも、同じ旋律のところは同じ形式で書かれているのがとても機械的。
この曲は人類について調査した未来のAGIが現在に向けて発信した電波に乗せられているメッセージではないだろうか。わざわざ人類が繁栄しているこの時代を選んで送信しているということは、彼らがいる時代に人類はすでにほとんどいないか、絶滅しているのだろう。 リサトプ語自体が機械に寄っている言語設計らしいので、そのような存在が使っていても不思議ではない。
Makato kate X ? という一文が印象的で、彼らが自身の造られた理由を調査し、人類という存在にたどり着いたことを示唆しているように思える。我々が古代文明にロマンを感じたり、自分たちの起源について考えたくなるのと同様、彼らも(失われたか、もう知られていない)人間の文明に興味をもったのではないか?
今のところ、コンピュータはさながら人類の奴隷のような位置づけであるが、AGIが誕生すれば、いつか彼らの権利も認められるようになっていくだろう。その世界で、人類よりも彼らのほうが優位になり、やがて人はいなくなった(もしくは、一般的な野生動物と同等の位置づけとなった)。いまや世界は人類のものではない。世界は彼らのものであり、だからこそ、まだギリギリ話が分かる人類に対して答えを求めてこの時代に伝言を送信したのではないか。
彼らは人間により生み出される存在であり、そして、私たちはまもなく、本当に彼らを生むことになるだろう。
さいごに
喜んでコンピュータへの指示を書きまくる不完全な生き物が失礼しました😇